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唯我独尊なコラム34「たまには意識的に無駄金を使う」

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私は、「一点豪華主義」というファッションスタイルに非常に好意的である。
上下スウェットにLOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)やCHROME HEARTS(クロムハーツ)。
Tシャツジーパン、サンダルにROLEX(ロレックス)の金無垢腕時計やクロコダイルの財布。

一歩間違えると田舎のヤンキースタイルや勘違いセレブと揶揄されてしまうが、
誰もが知っている有名ブランドで全身を固めるのも、それはそれでセンスが問われる。
特に有名ブランドというのは、一つ一つのアイテムが主義主張の塊であるので、
それらを一気に身につけてしまうと、ゴテゴテした印象を与えやすい。

一点豪華主義でいうところの一点とは、定食でいうところのメインのおかず(主菜)だ。
それに副菜や汁物、白ご飯(炊き込みご飯の場合もあるが)を添えて完成する。
副菜や主食が淡白であればあるほど、主菜の味が際立ち、美味しいと感じられる。

婦人用バッグの最高峰HERMES(エルメス)のバーキンを例に挙げてもそうだ。
HERMES社から女優ジェーン・バーキンに提供されたその高品質なレザーバッグは、
オンオフ問わず気軽かつラフにバッグを使い潰す彼女のライフスタイルを彩る。

Tシャツジーンズにバーキンを合わせ、ステッカーを貼ってクタクタになるまで使い潰す。
100万円近い高級バッグに、1980円のGAPのカーゴパンツをカジュアルに合わせる。
そんな彼女のライフスタイルに憧れてバーキンを購入し、同じように使い潰す女性も多い。
女性ファッション誌には高級ブランドとファストファッションの組み合わせが多く掲載されている。

一点豪華主義における一点は、自分を上げるパワーアイテムを選択する。
分不相応な超高級品、アクが強くクセのあるアイテム、派手な色使いでも構わない。
他人の評価など一切介入させず、自分が心から陶酔できるものが望ましい。

その一点に合わせるアイテムは、できる限り着心地が良いものやリラックスできるものが良い。
必ずしも高級である必要はなく、シルエットや肌触りが好みであればユニクロでも構わない。
有名無名にこだわらなければ、ちょっと探せば安価で高品質なものはすぐに手に入る。
できる限りスタンダードなものを選べば、まず失敗することはないだろう。

むしろファッションにおいて気をつけるべきなのは、「系統」と「用途」と「色」だと思う。
パーカー、チノパンに、黒のストレートチップの革靴やTUMI(トゥミ)などのビジネスバッグ。
仕立ての良いテーラードジャケットとBDシャツの足元に、なぜか原色使いのハイテクスニーカー。
傷だらけのエンジニアブーツとレザージャケットに、機能的なスポーツブランドのシャツやバッグ。

ファッション誌的にいえば、定番「ハズし」の高等テクニックなのかもしれないが、
我々素人にとっては失敗する可能性の方が高いし、実際失敗している人も多い。
そして、それらに抱く違和感の方が、一点豪華主義に比べてはるかに強い。
「金持ちでもないのに、そんな高級品を身につけて見栄っ張りかよ」と嫌味を言われるよりも、
「なんか理由は分からないけど、センスがない。ダサい」と言われた方が嫌ではないか。

LOUIS VUITTONもフォーマル寄りのライン、カジュアル向けのラインと明確に分かれている。
素材や色、そしてアイテムの形などを自分のスタイルに合わせ適正に選択することができれば、
上下スウェットでも、周囲に違和感を与えることなく合わせることは充分可能だ。

そして、ファッションとは究極の自己満足であるとともに趣味・嗜好品そのものという
至極当然のことを無視して、「一点豪華主義とかダサい。分をわきまえろ。」と、
声高に主張してくる人の理解を得ようと努力しても、あまり得るものはない。

100万の高級機械式時計やバッグを分不相応と思うかは価値観の違いでしかないが、
煙草や間食を止めて一日1,000円貯金すれば、3年あれば買える。そして何十年も楽しめる。

無理をして一点豪華主義を貫いたからこそ、日々節制しなければならないのではない。
「せっかく高級品を身につけているのに貧乏臭い、惨めだ」という指摘は順序が逆だ。
節制(他の嗜好品を排除)をしても惨めだと感じない、被害者意識・劣等感を
全く抱くことのない強烈なパワーがあり、自己陶酔できるからこそ逸品(一品)と呼ばれる。

憧れのROLEXを買って(あるいは買うために)節制をするのは、我々庶民の必須テクニックだが、
その節制自体がストレスに感じるのであれば、無理して買わない方が無難だ。

私の友人は、毎月の財形貯蓄以外は全て美味しい酒やつまみに費やしている。
美味しい地酒を求めて一人で地方を旅行し、素晴らしいお店をたくさん知っている。
彼曰く、「日々の食事をケチってしまうと惨めに感じるし、感性が研ぎ澄まされない。」

別の友人は、高級デザイナーズマンションに月12万ほど家賃負担し一人暮らしをしている。
部屋には高級ソファやオシャレな家具が置かれ、友人を気軽に招いてホームパーティをする。
曰く、「週末出かけない俺にとっては、快適な住環境は必須。疲れも吹っ飛ぶよ。」

自宅に高価なオーディオ機器を揃えて、毎晩音楽を楽しんでいる友人がいる。
壁にはぎっしりと敷き詰められたレコードがあり、たまにDJとしてクラブに出向く。
曰く「俺は食に無関心だし、酒も煙草もやらない。でも音楽だけは金を惜しまない。」

一切貯金をせず、ボーナスも全て風俗に注ぎ込む快楽主義な友人がいる。
ガールズバーはもちろん、ニューハーフ風俗やアブノーマルなものまで何でも遊ぶ。
「若いうちは徹底的に遊びまくりたい。やっぱ人生何事も経験でしょ。」

逆に、可処分所得のほとんどを株や不動産投資にまわしている友人もいる。
彼にファイナンススキルを問えば、適切な答えが返ってくるので尊敬され重宝されている。
「家賃30,000円の部屋で充分。服はユニクロ。車は軽。みんな贅沢だ。」

彼らは名立たる一部上場企業の一員や公務員として、或いは専門職として一流の仕事をこなす。
みんなキャラが立っているせいか話が濃く、とても楽しいし人間的魅力がある。
私も彼らに負けじと、高級品を身につけて自らを鼓舞し、自己研磨し仕事へと臨む。

相手より上か下か、何が正しくて何が誤りなのか、そんなものは重要ではない。

100万円超の高級機械式時計やバッグを毎年のように買い足しているなら話は別だが、
人生において一度や二度ぐらい、無駄金を使う精神的余裕は欲しい。
多少失敗したところで人生は破滅しない。そして、同じ失敗は二度としなければ良い。

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