唯我独尊なコラム33「中庸」

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ROLEX(ロレックス) OYSTER PERPETUAL SUB MARINER NO DATE
オイスター パーペチュアル サブマリーナ ノンデイト Ref.114060
Chronometer/クロノメーター ルーレットダイヤル SUS904L
AndreaD'AMICO(アンドレア ダミコ) COCCO CODA LUC BLACK 他

私は保守的でありながらも、どこか個性的でありたいと常に思っている。
ファッション、仕事、ライフスタイル。あらゆる事において意識し続けている。

写真右下のROLEX(ロレックス)SUB MARINERは、高級機械式腕時計の定番である。
愛用者はそこら中にいるし、それほど珍しいわけでもないので今時自慢にもならない。
ベゼルとダイヤル(文字盤)が鮮やかなグリーンである116610LVほど奇抜でもなければ、
プラチナ製ベゼルの116622(ヨットマスター ロレジウム)のような華美さもない。

だが私は、このSUS904L(ステンレス)の塊特有の鈍い質感がたまらなく好きで、
日付表示(デイト)を削ぎ落としたシンメトリーなデザインに強い魅力を感じている。

16613バイオレット(紫)文字盤、16710(GMTマスター2 赤青ペプシカラー)、116610LV……
色々と迷ったが、日付表示とサイクロプスレンズに対する拒否反応が拭えなかった。
そういう私が、唯一強い魅力を感じ、高揚感を得たのがこの114060だった。

個性とは何か。
奇抜な色、奇抜なデザイン、奇抜なブランド。それらを選べば個性的になる事は容易だ。
逆に、汎用なものを選んだ上で個性を出すには相当の実力が必要となる。

カリスマ性がある人、無い人との差はどこにあるのか。
みんなと同じ髪型、同じスーツでありながらも華があり、頭一つ飛び出す人間こそ
本当の意味で魅力的で、実力を持った個性的な人間ではないか。

SUB MARINERをどう料理するか。ここにライフスタイルが出る。
私はG-SHOCK(ジーショック)のように気軽かつカジュアルに愛用している。

スウェットを着てスーパーに食料品を買いに行く時。
運動着のままリュックを背負って、意気揚々とスポーツジムに通う時。
気の置けない友人との飲み会に、Tシャツとジーンズとサンダルで出掛ける時。
雨の中、GORE-TEXのレインスーツを着てスポーツ自転車に乗る時。

打ち傷や擦り傷はガンガンと入るし、汗まみれの時はすぐに石鹸水か食器用洗剤で丸洗いする。
時々サンエーパール(コンパウンド)とセーム革でケースサイドを研磨して鏡面仕上げにする。
使えば使うほど、新品とは違う独特の質感が増して鈍い光沢がより深くなっていく。

傷だらけのSUB MARINERはクールビズにもとても良く合う。
清涼感のある色味のビジネスシャツの腕元に、ダイバーズウォッチはとても爽やかだ。

鏡面磨きされていない鈍い光沢を放つステンレスブレスと耐久性に優れたセラミックベゼルは、
高級感に加えて重厚な印象があり、クロコダイルのベルトやシルバーアクセと相性が良い。
冬場は、分厚いレザージャケットを無造作に羽織って、腕にSUB MARINERをのぞかせたい。

SUB MARINERは究極の中庸であり、持つ人の個性をさらに際立たせる。
逆に言えば、無個性な人間がSUB MARINERを付けても魅力を引き出す事はできない。

SUB MARINERは人を選ぶ。面食いで気高くて、それでいて美しい女性みたいなものだ。
日焼けした逞しい身体、清潔感のある服装。そして自信に満ちた言動と確かな実力。
そういうものを身につけないと釣り合いが取れないが、男をアゲる逸品には違いない。

中庸なデザインとクセのある逸品を上手く組み合わせると、とても御洒落に感じる。
腕時計やボトムスは中庸なデザインながら、ベルトや靴にこだわると清潔感に色気が交じる。

等級が高い上質な牛肉には塩胡椒が合うが、やはり一流シェフのレシピによるソースも合う。
上質なSUB MARINERは牛肉と違って消費されないから、いくらでも楽しめるのが素晴らしい。
SUB MARINERの愛用者は、潜水士のように、常に挑戦と革新を求められている。

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